珍しいWOLLENSAK 2 1/2" のマウントのビルト頼まれました、後球の径が太いのでヘルコイドが適切のが中々見つからず、何時ものペンタックスのヘルコイドでは、上手く収まりませんので迷って居たのですが、沢山の手持ちヘルコイドの中で最適なヘルコイドが1個だけ見つかりました、此のヘルコイドについては、自分のレンズブロックのビルトに使用しようと多少高かった6X4,5のレンズから外したものです、大分予算オーバーですが致し方ありません、 最初はL39で部品製作したのですが、どうしてもレンズのメカニカルフランジバックが短くてインフが出せません、急遽NEXマウントに変更して部品製作しました、此れなら余裕でインフが出ます、画像左からヘルコイドとレンズを繋ぐ螺子リングです、此れの螺子はインチ螺子ですので注意が必要です、中がヘルコイド、右がNEXマウントの部品です、後は黒アルマイトのメッキ後の内部の艶消し塗装で仕上げれば終了です。

仮組状態です、意外とすっきりまとまりました、後は黒アルマイトメッキと塗装残すだけです。
インダスターのL39のヘルコイドなら如何にかビルト出来ると思いますが、レンズブロックの重量が有るのと、レンズが回転してしまうのが操作上絞りの変更が面倒なのです。
不思議なレンズです?前球の抑えリングの銘板彫刻にはf5,6の表示が有りますが、絞りリングにはf1,9と成っています、口径比で概算してもf1,9だと思います。大判フイルムカメラに使用するにはf5,6からしか使用出来ないとの事なのかも知れません、お分かりの人あれば情報よろしくです。

アルマイトも塗装も終了しました、結構作業が難しいブロックです、無事に終了です。

いつもの場所のテスト撮影です、少しオーバーインフにして有るのでインフピントが出しやすくなっています、ヘルコイドもレンズブロックから見ればさほど違和感がないサイズに成っているでしょう。
テスト結果ですが少し甘さが有るようです、WOLLENSAKのレンズは意外とソフトな写りに成るのかも知れません、
NEX-5 1/4000 ISO 200、

絞った画像はf u l l c o l o r a p a r t m e n tさんのブログに記載されています。